青春の話

   今回は、青春についての話です。
   
   「青春」という言葉は、もともとは季節の春を表す言葉です。
   それが転じて、若く元気な時代や人生の春にたとえられる時期 を表す言葉
   としても使われるようになりました。
   夏目漱石の「草枕」に、「青春二三月」という一節が出てきますが、
   ここで用いられている「青春」という言葉は、 もともとの意味である「春」を表す言葉
   として出てきているようです。
   
   では、なぜ「春」と「青」が結びついたのかというと、
   それにはいくつか説があるようですが、 ここでは、代表的な説をご紹介しましょう。
 
   それは、五行思想(または五行説)に由来するという説です。
   五行思想とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想で、
   万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという考え方です。
 
   この五行思想では、四季の変化や方角、色など、あらゆる物に五行が割り当て
   られています。
   五行のうち、「春」の象徴とされている「木」に割り当てられている色は「青」。
   同様に、「夏」の象徴とされている「火」は「紅(朱)」、 「秋」の象徴とされている
   「金」は「白」、 「冬」の象徴とされている「水」は「玄(黒)」となっています。
   そこから、青春(せいしゅん)」、「朱夏(しゅか)」、 「白秋(はくしゅう)」、
   「玄冬(げんとう)」という言葉が生まれたようです。
   
   ちなみに、「土」は「季節の変わり目」の象徴とされており、 割り当てられている
   のは「土用」だそうです。
   「土用の丑の日」の、あの「土用」ですね。
   色は「黄」とされています。
   
   さて、この五行思想ですが、 陰陽思想(やはり古代中国に端を発するもので、
   森羅万象、宇宙のすべての事物を 陰と陽の二つに分類するという考え方)
   と結びついて、陰陽五行思想となります。
   そして、日本に伝わり、「陰陽道」へと日本独自の発展を遂げることとなります。
   「陰陽道」… あの、安倍晴明で有名な、陰陽師ですね。
   「青春」って言葉をたどっていくと、そんなところにも結びついてしまう。
   言葉や物事のつながりって、おもしろいものです。
   
   ちなみに、「青春」とは何歳くらいのことをいうか、ご存知ですか?
   一応、「青春」には定義があって、14・15歳から24・25歳頃までの時期
   となっているんだそうです。
   つまり、約10年間です。…意外と、長いものですね。
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